■ フリマ初心者&中級者 ■

『フリマで買った品物のトラブル解消! これが売買の心得だ。』

フリーマーケットの大きな魅力のひとつは、なんでも安値で購入できるということ。
欲しかったものが思いがけない値段で手に入って、うれしい思いをした人もいるだろう。
その代わり、フリーマーケットで売られている品物は家庭の不用品が大半を占める為、中古品がほとんどで、保証もつかない。そこのところをよ〜く頭にいれておかないと……

洋服に穴
子供の七五三の洋服、普通に買ったら何万円もふるのが、2千円で手に入ったと喜んでいたけれど、家に帰ってよく見たら虫食いの穴が。クリーニングの袋に入っていたので安心して買ったのに…。
(買物客Sさん)

写らないテレビ
500円で買ったテレビが映らない。テレビなんて映らなければ何にもならないのに。
お金を出してゴミを買ってしまったのようなものでした。
(買物客Nさん)

返品希望
このあいだフリマに出店したとき、ジャケットを買っていったお客さん、目を皿のようにして品定めをして、おまけにさんざん値切って買っていったのに、いまさら返品したいなんて信じられない!
返金なんてしないわよ!
(出店者Aさん)

さてこの三人その後、どうなったの?
Sさんの場合、買った場所を覚えていたため、主催者に問合せて出店者と連絡をとることができた。
出店者のほうも、その洋服をクリーニングに出したあと数年間押入れにしまったままだったので、穴があいていることなど知らずに売ってしまったという。返金にも快く応じてくれ、掘り出し物は残念だったがことは丸くおさまった。

Nさんの場合は、「昨日まで映っていたから大丈夫」と言う言葉を信じ、出店者の連絡先も出店番号も聞かなかったので、連絡をとる術もなく、期も同然のテレビと後味の悪い思いだけが残ってしまった。

Aさんが返品を求められた理由は、なにかを切り取った後がある、というもの。しかしそれは、あってもなくてもいい装飾部分で、ちょうどそこにシミがあったので、Aさんがわざわざきれいに切り取ったところだった。「あんなにジロジロ見て買ったのだから返金はしない」というAさんと、「何がなんでも返品」するというお客さんとで、しまいには大喧嘩になってしまった。
主催者側も仲裁に入り、結局Aさんは売った値段の半額を返金することで納得してもらい、返品は受付けなかった。もっといい人にもっといい値段で買ってもらいたかった、とAさんの胸には悔しい思いが残る。

頼るべきは主催者か?
楽しいはずのフリマでの買物。こんなトラブルはよくあるのだろうか。フリーマーケットの主催団体に話しを聞いてみた。

「週に5〜6会場開催して1件くらい。ほとんどが電化製品のトラブルです。購入者から出店者と連絡をとりたいという申し出があった場合、出店者の電話番号を御教えし、当事者同士で話し合ってもらいます。」(リサイクル運動市民の会 戸田さん)
 リサイクル運動市民の会では、販売する品物については返品が条件であること、高額な品物を売る際には出店者の連絡先か領収書を渡すこと等をフリーマーケットの参加の規則とし、事前に出店者に渡す書類に明記している。このように、トラブルが発生する前に注意を呼びかけている主催団体は多い。
 それでもトラブルが起きてしまった場合の対応は、出店者の連絡先を教えて当事者に任せるところ、代わりに出店者に連絡をとるところ、出店者のプライバシーを重視し、一切介入しないところ、と主催団体によって様々だ。
 しかし、どこの主催団体もが口をそろえて言うのは、結局、売る側と買う側双方の責任問題だということ。自分の行動には責任をもって、ということだ。

※この記事は1997年8月号のフリーマーケットガイドに掲載されたものです。

フリマで買物をする際の心得

  1. 品物は中古品であることをわきまえるべし。
    中古のなかから掘り出し物を見つけるのがフリマの醍醐味。商店での買物と同じレベルで考えるのはやめよう。

  2. 品物のチェックは入念におこなうべし。
    Sさんが買った洋服のように、長い間使われていなかったと言うものもある。特に電化製品は、動かなければ何の役にも立たないし、買ったあと、持ち帰る途中で壊れてしまうかもしれない。
    できればその場で使えるかどうかチェックするのがベスト。本部に発電機をおいている会場もあるので、利用しよう。
    ただ、出店者の人を不愉快にさせるようなチェックや質問のしかたはマナー違反。出店者と仲良くなれば、ついでに値切ってくれるかも。

  3. 正当な理由なくむやみに返品するべからず。
    どんな理由であれ、返品を受ける側はいい気持ちはしないだろう。
    値切って買ったのならなおさらだ。どうしても返品するなら、きちんと理由を言い、丁寧な態度で。安いからといって安易に購入し、よみがえったはずの不用品を再び眠らせてしまうことが無いようにしたい。

フリマで物を売る際の心得

  1. 自分の売物には責任をもつべし。
    不用品といえどもお金をもらって売る以上は、その品物についての責任は負わなければならないということを忘れずに。

  2. 品物についての説明は惜しむべからず。
    ボタンがとれている、電池が切れているなど、中古品を売るからには、品物についてできるだけ多くの情報を提供しよう。言うと売れないかもしれないから、と黙っているのはフェアじゃない。それに、色々話してくれる出店者の方が、確実にお客さんも集まってくる。

  3. 自分の連絡先を購入者に渡すべし。
    高価な品物、電化製品を売る際には、領収書や自分の連絡先を必ず購入者に渡そう。フリーマーケットとはいえ、これは当然のこと。

  4. 返品の求めには誠意ある対応をすべし。
    いくら品物に自信があっても、自分でも気づかないこともあるかもしれない。返品を求められたら、ムッとせずに理由を聞き、柔軟な対応を心がけよう。
    中古品を扱うフリーマーケットなら、品揃えにそれほど大差がないので、接客態度も売上を左右する要因となる。明るく誠実な対応で、売上アップを目指してみよう。

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