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フリマ出店術①申し込み~参加準備 編

初めてフリマに出店する!
これから出店してみたい!
そんなあなたに必要な情報を、フリーマーケット申し込み~閉会後まで、時系列に沿ってご紹介します。初めてだらけで不安な人も、これを読めばお悩み解決!

1:【フリマで販売するものを用意する】

フリーマーケットに出店するには、まず、出店する品物の整理が必要です。
「断捨離で不用品が出た」というのが出店の動機になる場合も多いですが、フリマ出店に慣れている人は、普段から生活の中で
1・必要なもの
2・不要なもの
3・フリマで売るもの
という3つに分けて整理しながら暮らしている方が多いようです。
初めての方の場合、「こんなもの売れるのかな?」と思うような物でも、まずはフリマ会場に持っていってみましょう。意外なものも、誰かにとっては必要なものという場合もありますよ。

◆フリマで人気の出やすい商品


・新品の消耗品

石鹸、シャンプー、タオル、シーツ、サラダ油など、持て余した贈答品を出品する人が多数。

・子供服
子供服はすぐにサイズが合わなくなってしまうので、まだまだ綺麗な状態の物も多いです。よく出るのは普段着で、ブランド物のおしゃれなものは特に人気が高いようです。

・絵本
こちらも服同様、子供へと一時的に用意する人が多い人気商品です。後からトラブルにならないよう、ラクガキや記名が残っていないかチェックして、売る前に商品状態をしっかり相手に伝えましょう。
文庫本や漫画本は古本チェーン店で安く購入できるため、フリマではあまり人気がありません。

・古着
洋服は季節を考えて、これからのシーズンで着るもの(春に出店するなら春~夏物)で! シンプルなデザインで、幅広い年齢が活用できそうなものがよく売れるようです。また、ブランドではなくファストファッションでも、誰が知る有名メーカーだと売れ行きが良いようです。普段着に比べ、スーツは男女共に売れにくいようです。

・贈答品
新品の食器は定価の5分の1くらいの価格で売れることが多いようです。事前に通販カタログや公式サイトで販売価格を下調べしておきましょう。

・ファッション小物
アクセサリーや時計も、フリマでは良く見かける商品です。雑誌のふろくのトートバッグやポーチなども人気があるようです。

・ブランド物
ブランド物は、買った時には高価だったのに、リサイクルショップで売ろうとすると買い取り額が低くてがっかり……という経験、みなさんもありませんか? フリマなら、お店で買取してもらえなかった傷みのある商品でも売れることがあります。

・使いかけの化粧品
こちらも意外な人気商品。使ってみたけど色味が合わなかったファンデやチーク、あまり好みじゃなかった香水、少ししか使わなかったアイシャドウなど、意外と抵抗なく買う女性が増えているそうです。人の使ったものはちょっと……という人も、マニキュアやネイルシールなどは直接肌につけることが無いので手に取りやすいみたいです。香水はキャップや箱がなくても結構売れます。

2:【出店するフリマ会場を決める】

フリーマーケット会場選びは非常に大切です。会場選びのポイントをいくつかあげてみましょう。
・自分が売りたい品物に合ったお客さんが集まる会場
・来場者数が多い会場
・自宅からの交通費があまりかからない立地
・搬入・搬出のしやすさ
・小さなお子様連れの場合、子どもが退屈しない会場(遊具があるか否か)
・車の場合、駐車場の有無と駐車場料金
これらの中で、自分にとって何が優先順位が高いのかを考えて、会場を絞り込んでみましょう。
フリーマーケット専門情報サイト「フリマガイド」では、地域や日程ごとにフリマ情報が一覧できるほか、雨天でも開催する会場や車出店できる会場、参加費の予算など、ご希望の条件をを絞り込んでフリマ会場を検索できます。ぜひご活用くださいね。

3:【フリマで売るものの準備をする】

値札はつける? アイロンする? クリーニングに出すべき?
フリマに出店することが決まると、初めての人は準備の最中にいろいろな疑問がわいてくるはずです。
しかしながら、フリマ出店にはこれが正解! というものがありません。
ただ、できれば売る品物はできるだけ綺麗にしたほうが売上げはよくなります。

●商品の状態を整える

筆者はフリマで夫のシャツをよく売るのですが、面倒でアイロンをかけない時とかけた時ではやはり売上げは異なります。
クリーニングはどうでしょう? たまたまクリーニング済みのもので「やっぱりコレ着ないよね」となることもありますが、そうでもない限りクリーニングに出してから売るということはしないです。
ジャケットなどは、クリーニングするだけで1,000円位かかってしまいますので、それ以上の値段で売らなくてはならなくなってしまいます。こういった商品のクリーニングは、買い手の方にお願いするスタンスで売っています。経験上ですが、意外とクリーニング済みか否かを気にされる買い手の方は少ないように思います。

●商品の価格を決定する

値段は新品の食器ならば定価の5分の1、新品の洋服なら10分の1位が相場のようです。
フリマアプリで同じ商品を検索して、どれくらいの値段でやりとりされているか、調べておくと良いでしょう。
ネットオークションの落札価格を比較できるサイトもありますので、こちらも参考に。

●商品に値札をつける

値札をつけるべきか否かは意見が常に分かれるところですが、それについては以前にWEB版フリマガイドでとったアンケートがありますので、こちらでご確認ください。
値札をつける場合は、次のような方法があります。

◆値札のつけ方


・市販の値札を利用する

100円ショップには、事務的なシンプルな値札から可愛らしいメッセージカードのようなものまで、様々なものが用意されています。

・付箋やマスキングテープを使う
付箋やマステは書き込みやすく、簡単に貼ったりはがしたりできるのが利点です。会場に持って行けば、値下げやまとめ売りに変更するときにもサッ!と使えます。

・パソコンで作成する
もしパソコンが得意なら、自作してしまうのも良いでしょう。「値札 テンプレート」「プライスカード タグ」等で検索すると、すぐにダウンロードできる無料テンプレートがたくさん出てきます。

・大きめの紙を箱に貼る
ガンガン売るなら、段ボール箱に「この箱ぜんぶ100円!」などと書いた張り紙をして、セール感を出すのも◎。値下げするときは上から赤マジックで書き足すとお買い得感が出ます。

値札には、価格だけでなく商品の詳細も添えると売れやすくなります。
たとえば服なら「レディース 500円」だけではなく、「レディース 半袖カットソー 2回のみ着用 500円」といった感じ。お店のPOPのように「薄手なのでこれからのシーズンにぴったり!」「定番色なのでいろんな服に合わせやすいです」などのオススメポイントを書くと、買い手のウケもいいようです。
本や靴、ブランド品など、買い手が傷みを気にするものは、ごまかしたりせず正直に書くのがポイント。ベルトやボタン等の欠品がないかも、売る前にしっかりチェックしておきましょう。「〇×円で買いましたが、ベルトがないため今日だけ1000円!」など、値下げ理由が正直に書かれていると、ワケアリ品をお得に売っている感じが出ます。

4:【フリマ当日の持ち物と服装を考える】

フリーマーケットの開催時間はだいたい午前9時~午後3時などの所が多いのですが、これって意外と長時間ですよね?
その長時間を快適に過ごすためにも、当日の持ち物はとても大切です。
フリマ出店に必要なものと、快適に過ごすために必要なものとをそれぞれ分けてご紹介しましょう。

◆フリマ出店に必要なもの

※あると便利なものも記載しています。ケースバイケースで準備しましょう。

・お釣り
100円玉3000円分、500円玉2000円分、10円単位のものがある場合は10円玉300円分ぐらい、1000円札1万円分 ぐらいあると充分です。小銭が種類別に何十枚も収納出来るコインケースが100円ショップにありますので、これらを使うと計算も楽になります。

・値段やセールスポイントのPOPをはるための紙、マジック、セロテープ、ハサミ
値札は事前に用意していても、値下げをしたり、売れ残りをまとめ売りにしたりと当日も何かと必要になります。特に油性ペンはあらゆるシーンで活躍する必須アイテム。ハサミも何かと使う場面があります。

・レジャーシート
商品を並べるのに、なにはなくとも必要なのがレジャーシート。会場によっては「ブルーシート禁止」の所もあるので、事前に要チェック。

・レジャーシートを固定するための養生テープ
ガムテープと違い、養生テープはベタベタ跡がつかないため、なにかと役に立ちます。

・キャンピングテーブル
ディスプレイに便利です。テーブルの上に折り畳みラックを重ねて、小物を綺麗にディスプレイする出店者も。むきだしのテーブルよりも敷き布を敷いた方が清潔感とお洒落感が出るのでオススメです。

・ハンガーラック
洋服を販売する際に便利。お客さんが見た後もぐちゃぐちゃになりにくくなります。

・ビニール袋、紙袋
お客さんも自分で買い物袋を持ってきていることがほとんどですが、販売したものを入れる袋があると便利です。

・メジャー
サイズを測りたい人は結構います。

・鏡
折りたたみなど持ち歩きしやすいものがひとつでもあるとお客さんに喜ばれます。アクセサリーや帽子を売る時は、鏡があった方が売れ行きが良いという話も。

・新聞紙
食器などの梱包に。

・台車やキャリー
車からブースに搬入する際はぜひあった方がいいです。

◆快適に過ごすために必要なもの

※季節によって異なります。

・パラソル(夏季)
炎天下でのフリマには熱中症防止に一役。小雨決行の際にも活躍。

・防寒具(冬)
スリッパ・ひざ掛け・座布 団・カイロなど。冬時期の屋外フリマでは寒さ対策に重宝です。

・昼食、飲み物、お菓子
会場によっては、食べ物の調達が難しいところもありますので準備していくと良いでしょう。夏場は熱中症対策の飴やドリンクも忘れずに。

・ウェットティッシュ
食事の前や何かが汚れたとき、会場内ではすぐに洗いに行けないことが多いので、ウェットティッシュはたっぷりサイズのものを持つと良いでしょう。

・椅子
キャンプ用など折りたたみのものがあると便利。お客さんが来た時にも、床より椅子の方がすぐに立ち上がって対応できます。

◆当日の服装

・動きやすい服装
女性もスカートではなくパンツがお勧めです。

・身に着けるポーチ
ウエストポーチや肩からかけるバッグなど、肌身離さず身につけられるものに貴重品とお釣りを入れておきます。たくさんポケットのあるカフェエプロンをしても良いでしょう。

・カーディガンなどの羽織りもの
一日を過ごすうち、朝から夕方では日差しの差し込み方や気温が大きく上下することがあります。屋外会場ならなら天気の変化、屋内会場ならお客さんの人出によって急に暑くなることも。どのシーズンでも、脱着しやすい服装が便利です。

・楽な靴
レジャーシートで靴を脱ぎたい人は着脱しやすい靴で。

・帽子
夏は日焼け・日射病防止、冬は防寒に。

・マフラー・スカーフ
季節によっては防寒、日焼け防止に。

・マスク
冬は特にあると良いです。

・日焼け止め、虫よけスプレーなど
屋外の会場の時は、これらの対策もお忘れなく!


準備を万端に整えて、フリマへGO!
フリマ会場への品物の搬入、車がない場合の会場への搬入の工夫などは別のページでご紹介しています!