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全国選りすぐりマーケット vol.8 日比谷公園ガーデニングショー

■植物専門!緑手渡す「グリーンマーケット」

1990年代のブーム以降、すっかりお馴染みとなったフリーマーケット。
今や内容も多岐に渡り、こども達が店長を務める「キッズフリマ」や、石・鉱物専門の「石フリマ」、着終わったコスプレ衣装や中古ウィッグをお譲りする「コスプレフリマ」等々、専門性の高いフリマが各地で開催されています。

そんな、ジャンルを絞ったフリマの中に、「グリーンマーケット」と呼ばれるものがあります。その名の通り、植物の苗や盆栽などを扱うフリマです。
植物の市、と聞くと植木市をイメージする方も多いかと思いますが、植木市が造園業や園芸店などの業者出店であるのに対し、グリーンマーケットは家庭で増えた植物の苗や鉢を売るのがメインです。
増やしやすくてアレンジしやすい多肉植物はここ数年特に人気で、可愛いポットに寄せ植えをしたり、アレンジメントにした多肉が多くみられます。古い鉢や海外の空き缶を塗装し、お洒落に生まれ変わったものを鉢として利用することも多く、これらは「リメイク鉢」「リメイク缶」と呼ばれて容器のみでの販売も行われています。手製のグッズといえば、かごバッグもグリーンマーケットの定番アイテム。中でもアケビの蔦を使用したものが多く、採取・制作・販売まで全て自分の手で行っているのだそう。

個人販売に際しては特に免許などの必要はありませんが、一部の植物には種苗法(しゅびょうほう)という「植物の特許」とも言える法律が適用され、特許のある品種(パテント・ライセンス品種)を許可なく販売することが法で禁止されています。パテント種は購入時に栽培契約書を要したりラベルに記載されていることが多いので、知らずに入手することはあまりありませんが、念のため出品前に、取り扱う品種について調べておくと安心でしょう。

楽しく育てたはいいけど増えすぎてしまった、けれど処分するのは可哀想……という愛好家が「育ててくれる人に譲渡できるのが嬉しい」という声も多く、植物を「育てる楽しさごと受け渡す」場として賑わっているようです。

 

 

■花と緑と、食も体験もステージもある9日間

ビジネス街の真ん中に広がる緑のオアシス・日比谷公園。2003年に開園100年記念としてスタートしたのが「日比谷公園ガーデニングショー」です。

幕末までは松平肥前守などの大名屋敷が並び、明治時代には陸軍練兵場として使用されていたという広大な公園で、9日間という長期間開催されるこのイベントでは、催し物も連日盛りだくさん。
会場では日毎多様なコンサートが開催され、キッチンカーも多数出店、緑に囲まれた最高のロケーションでスタッフ厳選のグルメを堪能できます。

「ガーデニングショー」ですから、もちろん一番の見どころは花と緑あふれるガーデンコンテスト作品の展示。庭と都市をテーマとした「ガーデン部門」、暮らしの中のガーデニングを表現する「ライフスタイルガーデン部門」、コンテナ鉢を使用した「コンテナガーデン部門」、壁掛けに花を寄せ植えする「ハンギングバスケット部門」の4部門が設定されており、見応えたっぷりの応募作品を自由に鑑賞することが出来ます。それぞれの見どころを解説してくれるコンテスト作品ガイドツアーもありますので、ガーデニング愛好家だけでなく、初めて触れる方も存分に楽しめます。

「花と緑のマルシェ」は2018年に初開催され、今年で2回目となる取り組み。取り扱うのは、花苗・苗木、多肉植物の寄せ植えや盆栽、苔玉など植物の他、ピック・鉢・衣類・関連図書といったガーデニングに関するグッズなど様々。昨年はハーバリウムやリースなど、お洒落なハンドクラフト作品のお店も出店しました。(出店の募集は2019年9月13日(金)まで)
生きている植物は個々に表情が異なるので、こうして出会ってから購入できると愛着もひとしおです。

公園は広大なため、盛況なイベントの最中でも小休止できる場所が沢山あるのも嬉しいところ。ビル群と緑と青空の鮮やかなコントラストを眺めながら、のんびりと過ごすことが出来ます。
イベントには、ここでは紹介しきれなかった催しがまだまだいっぱい! 園芸が好きな人にも、久しぶりに緑に触れる人にもオススメしたい、爽やかな秋にぴったりのイベントです。

 

 

【第17回 日比谷公園ガーデニングショー2019】
「花と緑のマルシェ」
開催日程 日比谷公園ガーデニングショー2019
2019年10月19日(土)~27日(日)
10:00~16:30(最終日は16時)花と緑のマルシェ
2019年10月20日(日)、21日(月)、22日(火)、25日(金)、26日(土)
場所 東京都 千代田区
日比谷公園
入園料 無料
出店資格 植物や、花と緑のlifeスタイル、ガーデニングなどに関するもの(雑貨・小物、園芸用品、衣類、図書類など)のほか、クリスマスリースやフラワーアレンジメント作品などの「手作り品」を持ち寄り、販売することで、「花と緑の交流」の場を創出します。
植物は、花苗・苗木、多肉植物・サボテン、観葉植物、盆栽・苔玉ほか何でも自由に販売OK。家庭菜園等で採れた野菜や果物なども出店可能です。
「出品物の販売を業とする方」はご遠慮いただいております。
出店料 1日の出店料 3,000円
出店募集数 30店
区画の広さ 1.8m×1.8m
申込締切 2019年9月13日(金)まで
※応募多数の場合は抽選となります。
主催 日比谷公園ガーデニングショー実行委員会

※詳細は公式サイトをご覧ください
>>日比谷公園ガーデニングショー

◆WEB版フリマガイドの情報ページはこちら◆
>>日比谷公園ガーデニングショー2019「花と緑のマルシェ」開催情報